ちょこがカカオに

推しは推したい時に推す

自担がアイドルを辞めるそうです。

 

さあ皆さん、私の病むと書くブログのお時間です。

 

と言いつつも、今回実はそこまで落ち込んでいるという状態ではありません。

言語化する事で自分の考えを整理するためのブログになりますが、恐らくは担降りブログ的なものを兼ねることになると思います。

 

2年半前、私の自担『岡本圭人』は演技の勉強をする為、2年間のアメリカ留学を発表しました。

その頃の私が書いたブログは、それはもう病みに病んで、泣きに泣いて、好きなまま待っていると、健気に宣言しておりました。

 

さて、2年経って彼はアメリカの演劇学校を卒業し、いざ!とツアーに行く用のお金を用意して待っていた私の元へ届いたのは、期間延長のご報告。

その時は、まだ泣いていた様な気がします。

でも、どこかモヤッとした気持ちが生まれたのは確実にこのタイミングでした。

目的が明確で、期限もはっきりとしていた2年前と違い、いつまでか分からず、何をするのかもわからない期間延長は私の中の「彼を待とう」という意思を折るのには十分でした。

 

実はその頃、そのモヤっとした気持ちをブログに書いていました。

彼を待つことはもうできない。けれど、帰ってきた彼をまた推したい。

そんな我が儘な感情で、『推し休止宣言』なるものを掲げようとしていました。

私は彼を「最推し」としている自分にどこか縛られてしまっていて、わかりやすいところで言えばSNSのアイコンであったり、部屋に飾った写真であったり、簡単に変えられなくなってしまうんです。

特に私にとって彼は「待っている人」だったので、2年間好きでいるという宣言のような形で、あえて古い写真になってしまっても変えずに使っていたものもありました。

そうしていると、やはり事ある毎に彼を思い出してしまって、「ここに圭人くんがいたらな」とか「この曲を圭人くんも歌っていたらな」とか思ってしまうんです。

それではせっかく楽しいJUMPの作品や番組を素直に楽しめなくなってしまう。そんなことではオタ活している意味がない。

そう思って、彼のことをいちいち考えて寂しがるのは辞めて、帰ってきたその時またこの先も推すのかを決めるから、一旦彼に縛られるのはやめようと、そういった決意を書き認めていました。

 

しかし、彼のことを考えない様にする為にも、JUMPからもなんとなく離れる事になるその宣言を、私はブログにあげることができませんでした。

 

原因は、書き上げた直後に公開された『狼青年』のMVです。

彼以前に、JUMPに対する感情も微妙に冷めていたところに、あのMVはかなりの力を持って私を引き止めました。

結局、その後Fab!のアルバムが出て配信コンサートが決まるまで、ブログを上げずにJUMPを推して来てしまったのでした。

 

そうこうしているうちに、彼は戻ってきて、そして居なくなるそうです。

最初は困惑ばかりで、言葉も出ませんでした。

時間が経つにつれて現実を理解して、そして最初に自覚した感情は、恐らく「呆れ」だったでしょう。

 

こんな言い方をしてしまえば完全に悪く取るようになりますが、自らの我が儘で留学に行くことを、成長して帰ってきてくれることを信じて前向きに背中を押してくれたメンバーやファンに対して、明確でない延長で待たせた挙句、最終的にやっぱり戻らない、というのは、あまりにも不誠実ではないでしょうか。

確実に成長を遂げつつ彼の居場所を残して待っていてくれたメンバーは、それを聞いてどう思ったでしょう。

彼にも考えや思いがあるとは思いますし、オタクが推しに「こうあれ」という理想を押し付けることはタブーであると理解していますが、こんな事では時間やお金をかけて彼を推し、この期間待った我々ファンも報われません。

 

「グループに還元できることを」「待っててよかったって思える人になって帰ってくる」そう幾度となく言っていた彼の言葉を信じて、周りからどんなに「もう帰ってこないんじゃないか」と言われても、戻らないという噂を聞いても、本人の言葉があったから信じていました。それをこんなにも軽く裏切られて、誰が納得できるのでしょうか。

 

また、芸能界もしくは事務所を辞めるということであればまだしも、事務所に残って演技の仕事一本にする、というのが納得がいきません。

グループのメンバーは山田さんを筆頭に皆演技のお仕事も両立して頑張っている訳で、「演技の仕事がしたい」ということ自体はJUMPにいてもできることです。それをわざわざ抜けてまで、何をしたいと言うのでしょう。

 

なにより、このタイミングで、この形で抜ける事に疑問しかないのです。

まず、帰ってきてすぐ、活動としては明確にグループには戻らずに脱退をする事。別に、後に俳優として独立したいとしても、1年でも半年でも活動に戻って約束を果たした形で行けばいいのに、何故日本に戻ってすぐ発表から1週間足らずで脱退するのか。

何かしらの理由があるならともかく、現状それも見えていないので、納得ができないままです。

 

次に、わざわざこの配信コンサート直前に発表し、配信に参加するという事。あくまでもFab!という作品は8人が8人で作ってきた、これまでのJUMPの中でもかなり気合の入った作品と言えます。その作品のコンサートという形でのお披露目に、彼の卒業コンサートのような意味を持たせてしまうのは随分と失礼ではないでしょうか。

今回のアルバムでそこそこの新規ファンの獲得にも成功しているように見て取れましたし、多くのファン達も今回の気合いの入った作品がコンサートでどうなるのか期待をしていたと思います。私もその1人です。

それが彼の卒コンの意をなしてしまうと、純粋にコンサートを楽しむことはできなくなってしまう上に、今回の作品でJUMPに興味を持ってくれたファンにとっては、「突然帰ってきた今まで居なかったメンバーが辞める会」という非常に居心地の悪いものになってしまうと思います。

やってみなければわからないところもありますが、現状は彼の我が儘による作品への冒涜と言われてしまっても仕方のない話だと思います。

 

ここまで書いてきて、皆さんももう察しているかと思いますが、私は正直怒っています。

自担が居なくなる辛さやグループからメンバーが脱退する寂しさより、納得のいかない現状に対し『何故?』という困惑と、見えている内容から取れるあまりの身勝手に怒りが大きいです。

 

今何かしらの事情があって本心や状況を正直に言えない部分も多いような気がしますが、結果として作られた現状に納得がいかない人が多く出ているのが現実です。

 

私はそもそも彼のことを好きだった訳で、できれば彼の言葉の一つ一つを信じていたいです。

留学に行く前彼が話していたことは、あの頃は本心であったと信じたいと思ってしまいます。

だからこそ、せめて、少しでも、発言に責任を持って約束を果たして欲しかった。

だって、このままでは大好きだった彼を本当に嫌いになって離れることになってしまうから。

 

私は常に何かのオタクとして生きる生粋のオタク気質の人間なので、オタクを辞める時は他の何かのオタクになった時だとずっと思っていますし、これまでにグループの掛け持ちが増えてもその時々で優先順位を付けるようにしてきました。

現状新たな推しができてJUMPに若干冷めていたのも、その優先順位の問題でした。

 

本当に嫌いになって担降りをするって、あまりに寂しいことだと思うんです。

これまでのその人を推していた楽しかった時間すら、そこにかけたお金や時間に対し「無駄」と感じてしまうのも悲しいですし、その人を推したことが「間違いだった」なんて思ってしまったら本当に残念です。

 

そもそも私は彼のアイドルとして一生懸命に輝く姿を見て彼を好きになりました。

あまり得意ではないダンスを頑張っている姿や、堂々とギターを弾く姿、なによりメンバーやファンや周りの人への優しさに溢れた彼のことが大好きで、応援したいと思ったのです。

推しがセンターに立つ喜びや、目立つパートを歌わせてもらえた時の嬉しさ、推しの成長を実感して得られる感動を教えてくれたのは彼でした。

 

だから、恐らく私はアイドルではなくなった彼を推し続けることはしないでしょう。

きっと私が彼を追い続けてしまったら、アイドルに戻って欲しくてずっと悲しくなってしまうと思いますし、アイドル好きの私にはまだまだ推すべきアイドルが沢山います。

推しと自分との方向性がズレた時は、推しを理想に留めようと怒ったりするのではなく、自分が理想とする推しに静かに乗り換えるべきだとずっと思っています。

 

だからどうか、アイドルとしての彼を好きだった記憶で終わらせられたらいいなと思います。

最後に2年半ずっと見たかったJUMP9人で歌い踊る姿を見て、アイドルとしての彼の最期を楽しく見届けたいです。

彼のアイドル卒業と同時に、私も後悔なく彼を卒業できるように、そんな終わりになればいいなと、なんて、私も身勝手ですかね。

 

いつか彼が夢を叶えて演技の舞台で活躍する様になったら、それをどこかで見聞きして、私が彼を応援してきたことも彼の決断も、間違いではなかったことを確信できていたらいいな。

 

形が変わっても、意志を強く持った圭人くんを私は応援しています。

この決断に後悔しないように、あなたの身勝手にも背中を押して送り出してくれた人達を裏切らないように、全力で夢を叶えてください。

 

圭人くん、本当に本当に大好きでした。

たくさんの笑顔と幸せを、ありがとう。