ちょこがカカオに

推しは推したい時に推す

NEWSの『STORY』がわからないので考えてみた #想像することがみちしるべ

 

ハイパーお久しぶりでございます。

 

帰ってまいりました考察ブログです。

 

NEVERLAND

EPCOTIA

WORLDISTA

と続いてきたNEWS四部作の最後を飾る『STORY』が発売されましたね。

 

前回のWORLDISTAでも考察ブログを書きました。

結局ツアー後にまとめるのを怠ったために解決した部分と未解決の部分が未だ混在した状態ではありますが、一応貼っておきますね。ここで書いたお話省略したりもするのでお時間のある方はこちらからどうぞ。

 

amano-choco.hatenablog.com

 

 

さて、今回のSTORY、一年近く散々匂わせというか、焦らされてきたものでしたね。

EPCOTIAツアーの頃からアルバムタイトルの頭文字がNEWSになることを匂わされていたので、最後がSであることを知った上で待っていた期間を合わせるともう2年とかになってきますよね。

このアルバムの発売を心待ちにしていたのはきっと私だけじゃないと思います。

 

STORYはNEWS四部作のラストを飾る、「起承転結の結」です。

今までの三作がコンセプチュアルでゴリゴリで話の繋がったものだったので、それを起承転結と捉えるのは非常に分かりやすいですし、前回のWORLDISTA考察でもそれを大前提にしていました。

 

しかし、今回のアルバムが発売発表をされた時から、私は首を捻り続けてしまっています。

なぜなら、このアルバムには全然前三作との繋がりが見えないからです。

 

今までの話をまとめると、NEVERLANDという夢の国をNEWSの4人と旅した後、そのNEVERLANDから恒星クリーズ系にあるケプラー星へEPCOTIAライナーという宇宙船で宇宙旅行に出ました。

そんな楽しかった旅の思い出が、実は全てWORLDISTAという体験型VRの中の世界だった!?

と言う感じだったと思うのですが…

 

今回のアルバムにこの物語との繋がりが見えないのは私だけなのでしょうか…

 

例えば、このSTORYのアルバムが三作と全く関係のない独立したアルバムだったとしたら、きっと私はこんなブログを書くことはないと思います。

全くなんの疑いもなしに、「今回もいい曲揃いだな、いいアルバム。うんうん。」と受け止めただけだったと思います。

ただ、あくまでもこのSTORYはNEWS四部作のラスト、起承転結の結なのです。

あれだけ伏線が伏線がと言っていた今までの話にこれがなんの関係もなく、全く伏線を回収せずに終わるなんてことはあるはずがないのです。

だから、どんどん勘ぐってしまう。

 

果たしてSTORYとはなんなのでしょうか。

前提条件として「なにかある」ということを踏まえ、疑問に思う点は数多あるので一つずつ整理したいと思います。

(ライナーノーツやコンサートがまだなので大幅に内容が思い込み、考えすぎの可能性があります。もしも全貌が見えた後に大不正解だった場合は恥ずかしいのでこの記事下げちゃうかもしれません。それくらい割と妄想の世界です。ご了承ください。)

 

目次

 

 

四部作の繋がりについて

私が最も首をひねっている原因、前述の通りやはりあまりにもここまでの物語との関連性が見えない。

この四部作についてテレビの連続ドラマで例えるなら、最終回前まで様々な伏線らしきものを見つけて沢山考察してきて、「次回最終回!犯人は誰だ!」というところで最終回の冒頭から全然違う話をされている感覚です。

 

繋がりのある部分としては、リード曲には共通点がありますよね。

過去三作には共通して一曲目にアルバムタイトルと同じタイトルのリード曲が入っていて、ここまでの三曲には多くの共通点がありました。

・明らかなオープニング感

・今回そしてそれまでのタイトル回収

・子供の声

などの共通点から繋がりを感じることができて、今回のSTORYもその共通点は持ち合わせています。

 

やたら登場する7の話

そして、共通した要素として「7」という数字があります。

NEVERLANDでは7つのエレメントが世界を構成し、EPCOTIAでは太陽系で地球以外の7つの惑星、WORLDISTAでは7つの希望。

いずれもリード曲の中でその7要素を歌っています。

『STORY』では曲調が同様の羅列部分にてタイトル回収の役を担いますが、『STORY』の後に『SEVEN』という曲が収録されています。その曲の中に「7音階(ななつのおと)」「7つの希望」「7つの惑星」の歌詞要素と「解き明かす7つのヒント」「謎解き明かせ4+7」とあります。

STORYのブックレットでも過去の三作についてやたらと「7」の部分を推しているので、きっと相当意味のある数字なのでしょう。

「4+7」と表現しているのも気になりますね。

NEWS担にとって「4+」という表記は「4+FAN」で馴染みがあります。読み方も同じなので、何かしら関連性があるかもしれません。

さらに、「SEVEN」の曲中では「7色の虹」も登場しています。

「間違いねぇ答えなら(bingo)かけるrainbow空は7色」なので、7と関連する虹は何かのキーワードの可能性があります。

 

それから、『Perfect Lover』の後ろに収録されているInter部分でNEWSに様々な質問がされていて、司会は「NEWSへのSeven question」と言っています。しかし実際質問は誕生日から好きなタイプまで全9問あります。このちぐはぐは一体何を意味しているのか。

ちなみにこのinterでの質問者、Mr.インポッシブルですか?聞き覚えのある声だけれど、WORLDISTAのクイズInterと聴き比べるとなんだか違う気がしてくる。

どこを探してもクレジットがなく確認することができないので、確信が持てずにいます。

  

過去三作の話

今回のSTORYのアルバム初回盤には大ボリュームのブックレットが付属していますが、主にページ数を増やしている要因は前三作についての話です。

前三作のあらすじの他に今までシゲクラのライナーノーツなどではポロポロ話されていたような、ここまでの話に隠されていたものなども思わせぶりに書かれています。

特に気になった部分があるとすると、WORLDISTAの部分。

WORLDISTAはただゲームの世界を楽しんだはずなのに、「あなたの想像によってこの世界は、素晴らしいものにもなり、場合によっては、時空が歪んでしまったり、謎だらけの世界になったりもします」「時空の歪みも、様々なエラーも、バーチャルプログラムにはつきものです」という記述がありました。

そんなことありましたっけ…??

少なくともWORLDISTAのInterやコンサートの演出にその様なアクシデントはなかったはずです。EPCOTIAはWORLDISTAの中なのであればEPCOTIAでの時空の歪みは含まれていると思いますが、エラーに覚えがないのです。

ただ、WORLDISTA考察ブログでも書いている通り、我々が所持しているアルバムWORLDISTAはWORLDISTAのβ版で、コンサートでのWORLDISTA CUPが完成版のお披露目になっています。ログアウトができたのはWORLDISTA CUP後になりました。

やはりアルバムにログアウトの要素がないのはβ版のエラーという事だったの…とWORLDISTAツアー後一旦安心していたが故に更に怖くなりました。

さらに、前回のブログでも触れた「チャンカパーナ」「バワリーの数字」「クイズ出題者のMr.インポッシブル」そして「7つの希望」について、ブックレットでは私たちの想像が生み出した『謎』だとしています。WORLDISTAは前の二作品に対して製作段階から次に繋げる気が最もあった作品であるはずなので、大量の伏線のバラマキと、それ以前との繋がりを(こじつけも含め)見せることに大きな役割を果たしているのは間違いないと思います。

 

ただ、ここにきてまとめるにしてはこの部分以外に全然新情報がなく、伏線回収前の振り返りのようです。

前述のドラマの例えにするならクライマックスの謎解きシーン前に今までの証言や事象をバーっと走馬灯のように思い返すあの回想シーンのような感じ。

結局犯人は誰なんだい??ってところに一切触れていないんですよね。

 

これは初回盤に特典として入っているDVD「NEW STORY RADIO」でも同じことが言えます。

過去三作の振り返りはほとんどコンサート内容の振り返りと裏話で、作り上げてきた物語について触れる要素は無いに等しかったと思います。

しかも、「これを聴けばSTORYのことがよくわかる!」という割に、STORYについて触れる部分が少なすぎる。

 このDVD内容があくまでも「4人で毎週放送している架空のラジオ番組の特別編」という設定であることもまた謎を呼んでいます。

 

NEWSのポジショニングについて

WORLDISTA考察でも話した通りNEWSはNEVERLANDから様々な役回りでこの物語に登場しています。

鍵職人からゲームプレイヤーまで、様々な役回りがあり、そしてブックレットには「あなたは、誰にだってなれる」と強調して書かれています。もし、私たちが見ているアイドルのNEWSとここまでのコンサート、一連の諸々が全てWORLDISTAの中なら…??

そう思った時、ブックレットのWORLDISTA部分に書かれた一文が目に留まります。

 「果たしてNEWSは本当にNEWSだったのか?」

 流石に怖すぎて自分でもびっくりしました。

それから、私がずっと引っかかっているWORLDISTAのタイトル発表事件について。

DVDの中でENCOREラストのWORLDISTA匂わせについて触れていましたが、ENCOREではアイギアに「W」しか映していないこと、映像はオーラスまで「W○○○○○○T○」となっていたこと、WORLDISTAというタイトルを発表していないことの自覚があるようでした。なのにこの事件について一切触れないのは何かしらの理由があるのでしょうか。

アルバムタイトルがあの形でラジオ発になるのは普通に考えると本意ではないはずだし、当時のNEWSの状況なんかを考えるとただの事故であった可能性も無くはないんですよね。

だからなんとなく、気になったまま放置していたけれど、ここまで触れられないとなると気になってくる。

「NEWSがNEWSじゃない」可能性があるとすれば、私たちの知る現実世界のNEWSとこの四部作プロジェクトの中のNEWS、つまるところWORLDISTAの想像の中に存在するNEWSは別物ということになると思います。

わざわざ裏話をするラジオですら設定を作る必要とはなんだったのか、それを考えた結果、ここに考えに至りました。

そうとなれば、現実世界においてWORLDISTAのタイトル発表がごたついたのも説明がついてしまうのです。

それから、「あなたは、誰にだってなれる」というWORLDISTAの強調部分があることから、NEWSではない何かがWORLDISTAの中にNEWSを作り出す、というよりNEWSになっている可能性もあります。

どんどん怖くなってますね…

 

明らかに違うInterについて

今までの三作ではInterはアルバムを曲の集合体から物語に変換し繋いでいく役割を担っていました。おそらく、今回のSTORYに物語を感じられない理由も大きくはここにあると思います。 

STORYのInterはメンバー一人一人がインタビューのようなものを受けて答えている内容になっています。質問者の声などは入らないものの、明らかに誰かからトークテーマを投げられてNEWSの4人が喋っています。

その内容は様々で、次の曲へ繋ぐトークテーマとなっています。

最初のInterで加藤さんは「挫折」と「メンバーが抜けた時のこと」を話し、メンバーが抜けた時やつまづいた時のことを振り返る内容の曲『何度でも』への繋がりを作っています。

次に続く小山さんは「愛」について語り、その先の恋愛ソングコーナーへ繋ぐ。

最後の手越さんのトークテーマは「最高の瞬間を共有したい人」で、ファンへの思いを語り、その先の「みんなで作るSTORY」的なコーナーへの繋がりがあります。

 

問題は三番手、増田さんです。

今までにもやたらと「増田さん」が鍵を握るんじゃないかとまことしやかに言われていたのもあって、この増田さんのInterにだけ違和感があることはとても気になってしまいます。

増田さんのトークテーマは「こだわり」でしたが、そこから「エンターテイメントに対する責任」へと話を転換し、最終的にはそれを「愛」とします。

主に最後の部分、無理やり感もある「愛だよ。」からのエスへの繋ぎ。

彼だけ唯一、話題だけでなくがっつりと、エスに繋ぐ内容を喋っているんです。

少なくともなんの予定調和もなく彼がここでこの発言に繋いだとは考えにくいので、ここだけ答えが用意されていたんだと思います。それは…なんで??

増田さん時間逆行説とかもある中で、またしても「増田さんだけ」異なる部分があることは引っかからずにいられないんですよね。

前述のタイトル発表事件も主に増田さん発信で、我々が初めてWORLDISTAというタイトルを聞いたのは増田さんの口からでした。

さらに、WORLDISTAの映像で1人だけ背景が逆に動いていたり、ENCOREの最後のアイギアをつける部分で1人だけ光っていなかったりするので「NEWSがNEWSじゃない」ことと物語の中での増田さんのポジショニングには大きく関わりがあるのではないかなと思っています。

 

ここまでを踏まえて想像してみた

さて、色々と気になったことを書いてきました。これを書くことによって気になっていたところを過去作や歌詞などしっかりと確認したので、自分の中でもだいぶ整理されたような気がしています。

様々な謎を踏まえて、私的には「現実世界のNEWSとWORLDISTA内のNEWSが別物」説が強いですね。この仮説ならば、シゲクラのWORLDISTAライナーノーツがやたらこちら側目線だったことも大いに頷けます。

WORLDISTAを開発した会社は「NEWS愛」であることも、想像の世界にNEWSが別途存在している可能性を生み出している気がする。

 

それから、シゲのInterと『何度でも』の歌詞、また『STORY』『クローバー』『NEW STORY』の歌詞なども踏まえてもう一つ思うことがあります。

このアルバムでは前三作との繋がりのある物語を感じない代わりに、「NEWS」という物語を非常に強く感じるのです。

WORLDISTAでも過去(主にチャンカパーナについて)に触れたりしていますが、今作では「デビューからこれまでのNEWS」というところに相当フォーカスが当たっているように感じます。

『STORY』の歌詞に「声あげた2003旅ははじまり そして僕ら2020夢見たあの場所へ」とあります。主に四部作においてリード曲はアルバムの方向性を定めるのに重要な役割を担うので、やはりNEWSが生まれた2003から2020までのNEWSが歩んできた物語を「STORY」としているのではないかなと考えています。

2020はキリの良い年ではあるし四部作も終わりだけれど、特に周年でもないしNEWSとして何かあるのでしょうか…

「夢見たあの場所」とはなんなんでしょう…

 

四部作に収まりきらない壮大なSTORYが隠されていたとしたら、きっととんでもないラストが待っていると思います。

楽しみだけれど、ちょっと怖いですね…(笑)

 

 

さあ!長くなりました考察ブログもここで終わりでございます。

シゲのライナーノーツより先にこのブログを書き上げたかったのですが、発売日のRingで遅くなりそうな感じだったからと悠長にしていたらまさかの発売2日後に初回を書き上げられて私の負けです…。

ここまで書き上げた3月7日未明現在、まだ私はライナーノーツを確認していません。果たして、どの程度まで当たっているのか…

 

ただ一つ言えることは、久々にブログ書いてすごく楽しかったってことです!

考察ブログのようにどんどん書けるネタはそうそうないと思いますが、私はこれからコンサート月間(コロナの影響で色々怪しいですが) を控えています。

STORYツアーの参戦後など、またきっと書きにきます。

 

NEWS四部作のクライマックス、どのようなラストを迎えるのか今から楽しみでなりません。

超超ロングな私的考察にお付き合いいただき、ありがとうございました。